サンキュ
一時代を築きホールのメインを飾った高純増AT機が撤去されたことで、6号機の設置比率が増えてきました。
6号機の主なシステムと言えばリゼロ式。
時間あたりの出玉コントロールと天井を組み込むためのリゼロシステムが流行したことで、6号機と言えばデキレ、天井CZまでの機械的なダルさ、というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
一撃の面白さはありますが、一回の結果が出るまでの時間の長さと投資の大きさから敬遠する人も増えてきていると思います。
もっと気軽に打てて一撃性と自力感のある機種はないのか?
という方におススメしたいのがアナザーハナビ弥生ちゃんです。
ゾーンや天井がなく、ヒキがモノを言うAT機で完走のハードルもそう高くはないと個人的には思います。
百聞は一見に如かず、ということでまずは知っておくと楽しめる知識を紹介していきます。これが打つキッカケにもなるかもしれません。
基本的な仕様説明は省きます。
・レア役後に第2リール消灯、もしくは第二ランプ点灯時に小役ハズレor平行ベル(押し順ベル)はCZorAT本前兆濃厚
通常時の前兆中は毎G何かしらの演出が起きるが、稀に無演出を挟んだ次ゲームでCZが告知されることがある。
・弥生リプレイからの当選はATとCZの振り分けが1:1
通常時、レア役を引いていない状態(非前兆中)で第二リール消灯リプレイは、当該ゲームでの弥生リプレイ成立&CZ当選の可能性高。
弥生リプレイ自体は状態問わず毎G約1/10で成立(逆押しで弥生揃い)しており、AT当選orセット継続時のみ当該ゲームでナビが発生する。ナビガセ時はハズレor通常リプレイ。
なので”同時当選率の低いレア役”として捉えておくとわかりやすい。
通常時の当選率に大きな設定差があるが、CZ前兆中はAT直当たり確率が一律になる点に注意。レア役後はもちろんのこと、共通ベル、弥生リプレイでもCZ抽選をしているため完璧に見抜くのは難しい。前Gまでに何かしらの前兆演出があったかどうかはしっかり見ておきたい。
ちなみに強チェリー、強カバンはCZ即発動。しなかった場合はAT本前兆。
・CZは全部で5段階
ノーマル1,2 ミドル ハイ エクストラ
ランプの色はレベルを示唆しており青でミドル以上、赤でハイ以上。ただしAT終了後のCZはこの限りではない。
CZ&AT中はレア役の次Gにレア役or弥生リプレイ成立でAT(継続)確定。レア役自体でAT抽選もおこなっており、当選率はCZレベルによって異なる。
・弥生リプレイ成立時のナビ色について
白ナビ ハズレorリプレイor弥生リプレイ
赤ナビ リプレイor弥生リプレイ
黄ナビ(一確チャンス) リプレイor3連弥生リプレイ
CZ&AT中、レア役の次Gにリプレイフラグを引くと実践上高確率(必ず?)でナビが出現するため体感で赤ナビのガセ率が高くなる。
黄ナビ時は3連弥生が止まらなければガセ。少し引っ張りたい人は七狙いで。特殊ボイスも聴けます。
・AT全シナリオ共通事項
・1セット終了後のCZのみ高レベルが選ばれやすい
・2セット目継続率は62.5%以上
・3セット目以降は継続率50%以上
・4nセット目と13セット目は継続確定
・14セット目以降は継続率75%以上
・20セット到達(19セット目継続)で完走確定
共通事項が多いながらも、ランプによる継続率示唆が素直なためテーブルは早い段階で看破できることが多い。
AT中は成立した小役毎に継続抽選をしており、当選率はセット開始時の継続率モードにより異なるが、弥生リプレイと強レア役に継続抽選のほとんどが集約されている。
高純増機故に弥生リプレイを引けないこともあり、その場合まともな継続抽選をしないまま終わることになる。
継続率100%セットの場合、開始時のレバーオンもしくはウェイト解除時にランプがレインボーになる。
ストックによる継続の場合はセット終了後のベットで告知される。
ただし、消化中の弥生リプレイ揃いが自力継続によるものなのかストックによる告知かは不明。また、内部で自力継続が確定している時でも終了時のベットで告知されることがあるので全てを判別することは不可能。
ナビ無し時に逆押しで弥生リプレイを見抜くことは出来るので、高継続モード時に数回確認できれば後告知に回ったと考えてよい。
逆に確認できず、レア役も引いていなければストックに期待したいが、ストック率は低い。
ストック条件は主に継続確定状態でのレア役だが強レア役でもわずか8%程度。
確定役と弥生リプレイナビはストック確定。
・ベルナビについて
AT中のナビを無視した場合でも枚数の減算はおこなわれる。レア役はカウントされないので引き得。
100枚スタートでベル1回につき6枚減算するので奇数回ハズレを引くとベル1回分得となる。
エンディングタイムは差枚で2364枚獲得後6ゲームで終了。ALLベルでジャスト2400枚となる。
エンディングタイム中は2364枚到達以前にも内部で枚数カウントはされているのでリゼロや北斗のような枚数調整はできない。19セット目継続までにナビミスしていた分がカウントされるかは不明。
・その他の所感
解析数値を見るとCZからAT中にかけてはレア役出現率に僅かな差があるだけ。シナリオ選択率に差があるとしても1セット目を抜ければ何とでもなる。
実践上設定6は公表されていないシナリオマップBばかりが選択されると思われるので本来のゲーム性とは異なる。(初当たりが軽く継続率が低い)
足がかりとなるCZ当選率は弱レア役からで16~33%と設定差がかなり大きく、設定2で28%もあるため1が如何に辛いかがわかる。
その分設定判別はしやすく、AT直撃とCZ当選率を大雑把に見てもそれほど時間はかからない。コイン持ちも良いので慣れてくれば数千円で見切りはつく。
勝つため、とはいかないが1さえ避ければ面白さは体験できるはず。
導入当時酷評されていたのはCZの仕様がわかりづらいことと、上記の通り設定1が辛すぎること。そしてリゼロと同時導入だったため。
実際自分もハナビとしての出目で期待していた分肩透かしを食らいましたが、仕様を理解してからは楽しめました。極論、設定1が辛いのはどの6号機も一緒です。
リゼロも設定6云々よりも白鯨戦突破からの一撃性を好んで打つユーザーが多いと思うので、是非一度弥生ちゃんの一撃を体験していただきたい。
特に今、似たり寄ったりになりつつある6号機の中で良いアクセントとなるはずです。